島田島の北端の方の大島田にある田尻の浜。ここは昔から地元の人が磯もんと言って小さな巻き貝なんかを採りにくる浜で、今日、5月8日は大潮ということで干潮に合わせて久しぶりにその貝拾いに行ってきました。

田尻の浜は徳島県でもいちばん北側になる所で、目の前は瀬戸内海の播磨灘で遠くには淡路島の風車群がひときわ目を引く景色の美しい海岸になります。
子供の頃はここに魚を釣りにきたり、地元で磯ものと言って小さな巻き貝や岩にへばりついている貝やテングサ(トコロテンや寒天になる海藻)などをよく採りに来ました。
今日は大潮ということで久しぶりに来たのですが、なんか思った以上に貝類が小さくて気抜けしてしまいました。

ちなみに、磯もの言っているのは写真のような小さな巻き貝や岩にへばりついている貝のこと。
調べてみると小さな巻き貝はイシダタミ、岩にへばりついている貝はカサガイの一種みたいです。
そんなこんなで大きな貝をと海岸をウロウロとしていて見つけたのがこんな石ころ。
なぜだか分からないけど、丸くえぐれていて見るからに不思議な石です。


この田尻の浜は砂浜じゃなくてゴロタ石の浜なんですが、今まで何度も来ていたのに初めてこんな奇妙な石があるのを知りました。
窪みがつくのは波のせいかなあとかまだ想像がつく(でも納得はできない)のですが、どうしても想像がつかないのが下の写真のような穴が空いている摩訶不思議な石。
どなたか何故にこのようになるのかご存じの方はいらっしゃるでしょうか?
その大昔、白亜紀後期にはこの辺りは海の底だったそうで、それと関係があるのかも知れません。

そうそう、採ってきた貝は茹であげてマチ針なんかで中身を取り出して食べます。
これが子供の頃はめちゃくちゃ美味しくて、潮をみては採りに行ったものですが、久しぶりに食べてみると何かイマイチ、う~んかなりビミョー…。
つくづく、歳をとったなあと感じたのでありました。

もう少しすると大きくなるんかな、やっぱり昔の味は記憶に残ってる、もう一回行ってみようかな…。